大晦日に楽しむ伝統的な料理とは何でしょうか?おすすめの夕食レシピをご紹介します!
多くの人が大晦日には「年越しそば」を食べるのが一般的ですが、中には「そばだけでは物足りない」とか「年の瀬をそばだけで過ごすのは寂しい」と感じる方もいるようです。
年越しそばの他にも、大晦日には様々な料理がありますが、どのようなものがあるでしょうか?
さらに、地方によって大晦日の料理にはどのような違いがあるのかも気になるところです。
そこで、今回は大晦日に食べられる料理について詳しく調査してみました。
大晦日に年越しそば以外におすすめの食事は?
年末年始は忙しい時期で、食事の準備に時間を割くのが難しいこともありますね。
特に、普段は離れて暮らす家族や親戚が大晦日に集まることで、大人数の食事の準備が一層大変になることもあるでしょう。
そういった理由で、大晦日には手間のかからない選択肢を選ぶ方が多いようです。例えば、お寿司をデリバリーで頼む家庭や、オードブルを注文することも一般的です。
また、鍋やすき焼きのように準備が簡単で、みんなで楽しめる料理を選ぶ家庭も多いですね。
どの選択をしても、高級感があり、その年の締めくくりにふさわしい食事として満足感を得られるのではないでしょうか。
大晦日と言えば「年越しそば」の食べるタイミングって?
年越しそばの食べるタイミングには決まりがなく、それぞれの家庭で異なります。
例えば、夕食にお寿司や鍋を予定している場合、昼食として年越しそばを楽しむ方もいらっしゃいます。
しかし、多くの方は「年越し」という言葉通り、12月31日から1月1日にかけての夜、特に日付が変わる1~2時間前にそばを食べることを好みます。
そばはあっさりしていて食べやすく、夜食にも最適なため、遅い時間に食べる方が多いのです。
また、年越しそばは冷たくても温かくても良いとされています。
一般的には寒い時期なので温かいそばが好まれますが、実はそばの収穫時期が10~11月であるため、年末には新鮮なそばを味わう絶好の機会です。そのため、本来の味が楽しめる冷たいそばもおすすめです。
大晦日のご当地メニューって?
北海道や東北地方の一部では、大晦日におせち料理を食べるという独特な習慣が存在します。
一見、お正月料理であるおせちを大晦日に食べるのは奇妙に思えるかもしれませんが、これには「年取り膳」という伝統が関係しています。
この習慣は、旧暦の日の数え方に由来しています。現代では日付が変わるのは午前0時ですが、旧暦では日没後に新しい日が始まるとされていました。
そのため、旧暦では12月31日の日没後は既に1月1日とみなされ、新年を迎えたことを祝しておせち料理を食べるのです。
このような歴史的な背景を知ると、大晦日におせち料理を食べる習慣も理解しやすくなるかもしれません。
大晦日にオススメのレシピ
大晦日の夕食に人気のメニューとして、以下の2つがおすすめです
寄せ鍋
寄せ鍋は、様々な具材を一つの鍋で楽しめる日本の伝統的な料理です。
具材には、鶏肉、豚肉、海鮮類、野菜(白菜、ネギ、キノコ類)、豆腐、うどんやもちなどが一般的です。出汁は、醤油やみりんで味付けしたシンプルなものが多いですが、地域や好みによって異なります。
みんなで囲んで食べることができるため、家族や友人との大晦日にぴったりです。
おせち料理
おせち料理は、日本の伝統的な新年を祝う料理で、様々な種類の小鉢が重箱に盛られています。
一般的なおせち料理には、黒豆(健康と勤勉の象徴)、数の子(子孫繁栄)、田作り(豊作祈願)、煮しめ(豊かな収穫)、海老(長寿の象徴)などが含まれています。
おせちは、大晦日に作ってお正月三が日に食べるのが一般的ですが、北海道や東北の一部では大晦日の夕食として食べる習慣もあります。
大晦日の夕食にもう一つ人気のメニューとしては、「ローストチキン」がおすすめです。
ローストチキン
ローストチキンは、クリスマスにも人気ですが、大晦日の豪華な食卓にもぴったりです。
外はカリッと、中はジューシーに仕上げたチキンは、見た目も華やかで特別な日の雰囲気を盛り上げます。
ハーブやスパイスで味付けし、野菜(人参、ジャガイモ、玉ねぎなど)と共にオーブンで焼きます。お好みでグレイビーソースやマスタードを添えて、家族や友人と共に楽しむのがおすすめです。
人気の年越しそばのレシピは?
年越しそばには特別な意味が込められており、「一年の悪縁を断ち、新たな年を迎える」ことを象徴しているとされています。これにより、年越しそばを食べることは縁起が良いとされています。
そんな大切な瞬間に食べるそばですから、具材にもこだわりたくなりますよね?
年越しそばに用いる人気の具材には、子孫繁栄を意味するニシン、高齢者を連想させ長寿を象徴するエビ、労をねぎらう意味を持つネギ、さらに「良いことが続く」とされる言葉「鴨がネギを背負ってくる」にちなんだ鴨などがあります。
ここでは、これらの食材を使った、大晦日にぴったりの簡単そばレシピを紹介します。
年越しそばの人気レシピを2つご紹介します。
鴨南蛮そば
材料(2人分)
そば:2束
鴨肉(スライス):100g
ネギ:1本
だし汁:400ml
醤油:大さじ2
みりん:大さじ1
砂糖:小さじ1
塩:少々
作り方
- だし汁を沸かし、醤油、みりん、砂糖を加えて味を調える。
- ネギは斜め切りにし、鴨肉とともにだし汁で煮る。
- 別の鍋でそばを茹で、水で洗い流して水気を切る。
- そばを器に盛り、煮た鴨肉とネギを上にのせる。
- 最後に煮汁をかけて完成。
2. エビ天そば
材料(2人分)
そば:2束
むきエビ(大):4尾
天ぷら粉:適量
水:適量
だし汁:400ml
醤油:大さじ2
みりん:大さじ1
砂糖:小さじ1
作り方
- だし汁を沸かし、醤油、みりん、砂糖で味を調える。
- エビに天ぷら粉をまぶし、水で溶いた天ぷら粉にくぐらせて揚げる。
- 別の鍋でそばを茹で、水で洗い流して水気を切る。
- そばを器に盛り、エビ天をのせる。
- 最後に温かいつゆをかけて完成。
これらのレシピは、伝統的な味わいと新しい食感の組み合わせで、年越しの食卓を豊かに彩ります。
大晦日に大皿料理を作るなら?
大晦日にピッタリの大皿料理のレシピを2つご紹介します。
ローストビーフ
材料(4人分)
牛もも肉(ブロック):800g
塩、黒こしょう:各適量
オリーブオイル:大さじ2
にんにく:2片
ローズマリー:適量
作り方
- 牛肉は常温に戻し、塩、黒こしょうで全体をよく擦り込む。
- フライパンにオリーブオイルと潰したにんにく、ローズマリーを入れて香りを出す。
- 香りが出たら牛肉を入れ、全面を高温で焼き色をつける。
- 200℃に予熱したオーブンで中心温度が55~60℃になるまで焼く(約20分)。
- 焼き上がったらアルミホイルで包み、10分ほど休ませる。
- 薄くスライスして盛り付ける。
パエリア
材料(4人分)
米:2カップ
鶏もも肉:2枚
海老:8尾
イカ:1杯
アサリ:200g
玉ねぎ:1個
パプリカ(赤、黄):各1個
トマト缶:1缶
サフラン:少々
チキンブイヨン:4カップ
オリーブオイル:適量
塩、黒こしょう:各適量
作り方
- 鶏肉は一口大、イカは輪切り、玉ねぎとパプリカは粗みじん切りにする。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、鶏肉、イカ、海老を炒める。
- 玉ねぎ、パプリカを加えて炒め、米も加えて透き通るまで炒める。
- トマト缶、サフランを入れ、チキンブイヨンを注ぎ、塩、黒こしょうで味を調える。
- 強火で煮立たせた後、弱火で20分ほど煮込む。途中でアサリを加え、蓋をして蒸し焼きにする。
- アサリが開いたら完成。
これらのレシピは、見た目も豪華で、多くの人を招いての大晦日の食卓にふさわしいメニューです。
まとめ
大晦日におすすめのメニューを紹介してきました。
年越しそばだけではちょっと物足りない方は是非試してみて下さい。